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花粉×大気汚染×紫外線×マスク!敏感肌から守るスキンケア!
美容
2021.03.16
春になると肌がむずむずと痒くなったり、新しい化粧品を使うとピリピリと刺激を感じたり、肌が過敏になることはありませんか?
◯春は肌にとって過酷なシーズン!
最近、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cry j1(クリジェイワン)」が肌に付くことで、
①肌の水分蒸散量が高くなり、肌のうるおいが失われること
②肌の潤いの要である「細胞間脂質」が分泌されにくくなり、バリア機能が低下すること
がわかってきました(1)。なんと、この現象は花粉症の方に限らず起こり得るそうです!
さらに、春先にかけて増える花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質によるシミやシワ、ニキビとの関連も報告されています。今年はマスクによる物理的な刺激や蒸れによる皮膚常在菌バランスの乱れなど、様々な肌荒れ要因が加わり、肌にとっては過酷なシーズン。春先から急激に増える紫外線の影響も無視できません。
<花粉対策コラム>
体の内側からキレイを目指しつつ、花粉症対策を!
◯春の敏感肌対策に3つのチェックポイント!
そんなデリケートな春のお肌に、気をつけて欲しい3つのチェックポイントがあります。
春のスキンケアは刺激を避けることがとっても重要。是非読みながら確認してみてください。
お肌の刺激は大丈夫?3つのチェックポイント
①メイクの仕上げに一工夫。パウダーや花粉ブロックスプレーを活用!
ファンデーションにリキッドタイプやクリームタイプをお使いの方は、仕上げにパウダーをしっかり付け、肌をさらさらの状態に保ちましょう。花粉などの付着を防いでくれる上に、メイク崩れ防止もできて一石二鳥です。下地・ファンデーションを薄く付けると厚ぼったくならずに仕上げることが出来ますよ。
シミやニキビ跡など、カバーしたいところにはコンシーラーをポイント使いしましょう。また、市販の「花粉付着防止スプレー」も有効です。静電気を抑えて、粒子の付着を防ぐ膜を作ってくれます。
②スキンケアはチャレンジ禁止!「攻め」ではなく「守り」のケアを
春は新作スキンケアが目白押し。生活環境が変わるとつい気合を入れてスキンケアをしたくなりますよね。ところが、肌が敏感な時には新しいスキンケアに注意が必要です。特に、高い美容効果を謳うアイテムはお肌が健常な状態で効果を発揮しますが、敏感肌には刺激になってしまうことも。
肌が落ち着くまでは、普段お使いのスキンケアアイテムを使うのが無難です。今まで使用していたスキンケアが刺激になってしまう方は、「敏感肌用」などの肌に優しい「守りのスキンケア」で肌の機能を通常状態に戻すことを優先しましょう。もちろん、紫外線対策も忘れずに。
③衣類は綿などの静電気を帯びにくいものを
スキンケアだけなく、身につけるアイテムに気を配ることも大切です。衣類に花粉が付着していると、部屋の中まで持ち込んでしまうことになります。ウールやナイロンなどを避け、綿などの静電気を帯びにくい素材の服を選びましょう。
また家に入る前はしっかり花粉を払ったり、空気洗浄機の設置や加湿器で湿潤環境を保つことで花粉の飛散を防いだりすることも効果的です。
◯帰宅したら、「落とすケア」をお早めに
どんなに頑張ったとしても、日常生活をしていれば少なからず肌刺激は受けてしまうもの。お肌についてしまった汚れは、帰宅したら出来るだけ速やかに落とすようにしましょう。肌が健常な時にはなんともないメイクや汚れも、肌が敏感な時には刺激となってしまうことがあります。
忙しい時に手軽に使えるアイテム
面倒なメイク落としは、忙しい時にでも手軽に使えるアイテムと、ゆっくりできる時にじっくり落とすことができるアイテムの二種類を持っておくと便利です。フリミーのスキンケア クレンジングは洗い流し・ふき取りの両用タイプの優秀な洗顔クレンジング。
ふき取りの場合は、4プッシュ程度をコットンやティッシュペーパーに含ませてからやさしく拭き取ります。洗い流し不要なので、リビングでテレビを見ながら、お子さんとおしゃべりをしながらクレンジングをすることもできます。
洗い流しの場合は、両手のひらに広げて顔全体をやさしく撫でるようにメイクと馴染ませてあげてください。触れる程度のタッチで外側に向かってくるくると円を描きながら馴染ませると、マッサージも出来て一石二鳥です。
メイクをしていない日や朝の洗顔用としても使えるので、朝晩問わずに使えるところも魅力的。
洗面所に一本置いておくと便利ですよ。マツエクだってOKです。
春はスキンケアが最も難しい季節といっても過言ではありません。
デリケートな肌を労りながら、スキンケアを思いっきり楽しめる日を楽しみに心健やかに過ごしましょう。
Written by 理系美容家かおり
(1)資生堂(2016)「資生堂、スギ花粉が肌のバリア機能を低下させることを発見」
<https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/35_q5g06_jp.pdf>