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洗顔後の“ツッパリ”の理由。そのクレンジング合ってる?
美容
2021.07.09
1日の終わり。仕事から帰宅したら、疲れと共にメイクも落としてしまいたいですよね。
そんな時に便利なのがW洗顔不要のクレンジング。時短もできて、摩擦の回数が減ること
から肌への負担も減らせるという噂もあります。
ところで、クレンジング後に“ツッパリ”を感じることはありませんか?
そんな時にはスキンケアで保湿対策をしたくなりますが、ちょっと待って。
もしかしたら、「クレンジングの選び方」が合っていないのかもしれません。
今日は、クレンジングのメカニズムを解説!自分に合ったクレンジングの選び方の
ヒントにしてくださいね。
◯クレンジング後につっぱるのは何故?
クレンジング後、肌がつっぱるのは何故でしょうか。
それは、肌の潤い成分がクレンジングによって洗い流され、乾燥してしまっているから。
スキンケアによって再び保湿成分を戻してあげると、肌が落ち着くのはその理由です。
具体的には、皮脂腺から分泌される「皮脂膜」、角層細胞の中にある「NMF(Natural Moisturizing Factor)」、
角層細胞と角層細胞の間に存在する「細胞間脂質」が洗い流されると、肌の乾燥感に繋がってしまうのです。
◯クレンジング 二つのメカニズムとメリット/デメリット
クレンジングの目的は「メイク汚れを落とすこと」。肌の潤いを守り、メイク汚れだけを取り去るためには
メイクアップとクレンジング力のバランスが重要です。
ところで、クレンジングには大きく二つのメカニズムがあることをご存知ですか?
界面活性型のクレンジングタイプ
一つ目は「界面活性剤型」。クレンジングウォーター、クレンジングジェル(水性)、
クレンジングシートなどがこのタイプです。
洗浄作用のある界面活性剤がメイク汚れを取り囲むことで、メイク汚れを浮かせて取り去ります。
油膜感がなく、比較的さっぱりした洗い上がりが特徴です。このタイプは、基本的にダブル洗顔が要りません。
一方で、洗浄力が弱いためウォータープルーフのファンデーションなどは落としづらいというデメリットも。
比較的ライトメイクに向いています。
溶剤型のクレンジングタイプ
二つ目は、「溶剤型」。クレンジングオイルやクレンジングバーム、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、
クレンジングジェル(油性)などがこのタイプです。
メイクは油性成分が多いため、油で油を溶かし込みと、メイク汚れを浮かせることができるのです。
溶剤型は油膜感が残りしっとりとした洗い上がりが特徴です。
オイルは拭き取りか洗い流しで除去しますが、洗い流しタイプの場合、オイルを洗い流す分だけの界面活性剤量が
必要となるため、洗浄力が強くなりすぎるデメリットがあります。W洗顔不要のアイテムはその傾向が顕著になりがち。
しっかりメイクの方に向いているクレンジングです。
◯「今日のメイク」でクレンジングを使い分けよう!
しっかりメイクさんが界面活性剤型を使うと、洗浄力が足りず、メイク汚れが残ってしまいます。
溶剤型のクレンジングを使いましょう。溶剤型でも乾燥感が気になる方はW洗顔が不要なタイプがおすすめ。
クレンジング中の界面活性剤量が少なくなっていることがあります。
ライトメイクさんが溶剤型を使うと、メイクだけでなく皮膚の保湿成分まで洗い流してしまうことになります。
界面活性剤型か、溶剤型でも洗浄力の低いミルクタイプがすすめです。摩擦が気になる方は、あつみのある
とろーりとしたテクスチャーのものを選ぶと、肌を直接触らずにクレンジングが出来ますよ。
毎日のメイクを楽しみながら肌の潤いを保つために、界面活性剤型、溶剤型2種類のクレンジングを
ご用意しておくのがおすすめです。肌の調子やメイクによって使い分けましょう。
◯朝晩兼用。お風呂場でもリビングでも使える『FURIME』
ところで、FURIME スキンケア クレンジングは何タイプでしょうか?
正解は、「界面活性剤型」です。美容成分たっぷりのとろーり美容液クレンジングが、摩擦による負担感なく肌に広がり、やさしくメイクを落とします。洗い流しとコットンでの拭き取りどちらでも使えるW洗顔不要タイプなので、朝の洗顔には洗面所で洗い流し。夜のクレンジングはリビングで拭き取りなど、使用用途やシーンによっても使い分けを
することもできます。時間がある時には、気になるお肌(小鼻やアゴ等)のザラつきにふきとりケアもできるのでおすすめです。
〇まとめ
適切なクレンジング料を使い分けて、うるおい肌を守ることができれば、次に使い化粧水や美容液の効果を
最大限に引き出すことができます。スキンケアの基本は「洗う」ことから。今日から2種類のクレンジングを
上手に使い分け見てくださいね。
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Written by 理系美容家かおり