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「角栓ができにくい肌の作り方」黒ずみ毛穴の正体は!?

美容

2021.08.12

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夏になると気になる角栓。無理やり押し出したり、化粧品だけでケアをしたりしようとしていませんか?
最近の研究では、角栓そのものが肌への酸化ストレスの原因となることがわかっています。美観的にも、肌状態的にもどうにかしたい角栓。今日は角栓ができにくい肌を作るためのポイントをご紹介します。

◯角栓はなぜできるの?

角栓は、ターンオーバーの乱れによって毛穴入り口の角層細胞が毛穴に落ち込んでしまい、皮脂と混ざり合うことでできる栓状の塊です。
皮脂が多いと角栓ができると思われがちですが、実は根本的な要因は「炎症」紫外線や摩擦、皮脂の酸化・分解物など、様々な要因で肌に炎症が起こると、ターンオーバーが異常に速なってしまいます。そうすると、角層が過剰に作られてしまう上に、未熟な肌細胞が表面化しダメージを受けやすくなるために、炎症の要因となる悪循環に陥ってしまうのです。 ターンオーバーは、一般的に約28日と言われてますが、肌状態や肌質、年齢などにより前後することがあります。

◯角栓ができにく肌ってどんな肌?

肌の炎症が角栓の根本原因なのであれば、炎症を抑えることができれば、角栓ができにくい肌に導くことが出来ます。
ところが、炎症は肌に限らず身体の至るところで起こっており、その要因も様々。完全に炎症を止めることは難しいと言えます。そのため、様々な方面から炎症の要因を減らしていくことが重要です。

◯肌を炎症から守るには内外美容が大事!

肌を炎症から守るために、是非実践して頂きたいケアを3つ紹介します。一番重要なのが「3.バランスの良い食事」です。

1. 紫外線対策

紫外線を浴びると、活性酸素が発生し炎症性サイトカインが誘導されてしまいます。肌ダメージの最大要因である紫外線は必ず対策しましょう。日焼け止めを塗る、日傘を差す、帽子を被る以外にも、抗酸化成分を多く含む緑黄色野菜を食べる、ビタミンCのサプリメントを摂るなども有効です。

2. スキンケア

忘れてはいけないのが「スキンケア」。洗い過ぎない、擦らない、しっかり保湿などの基本的なお手入れに加え、抗炎症成分・抗酸化成分の入った化粧品を使うのも有効です。抗炎症成分はグリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなどが代表的で、薬用化粧品の有効成分にもなっています。その他、カンゾウ根エキス(医薬部外品表示名称:カンゾウエキス)、ツボクサエキス(医薬部外品表示名称:同名)、ドクダミエキス(医薬部外品表示名称:同名)、カミツレ花エキス(医薬部外品表示名称:カモミラエキス1)なども化粧品によく多用される抗炎症成分です。

3. バランスの良い食事

超重要なのが「食事」です現代人の食生活では、ω6系脂肪酸の摂取量が過剰な傾向があります。リノール酸やアラキドン酸などのω6系脂肪酸を含むオイルは血中コレステロールの低下や認知機能改善効果など良い面もありますが、摂取量が多すぎると炎症性物質の生成に関与するため、肌のバリア機能が低下することが報告されています。
一方、摂取量が不足しているω3系脂肪酸を含むオイルは摂取すると肌のバリア機能が改善する報告もあります。ω3系オイルは魚やくるみ、エゴマ油、アマニ油などに多く含まれています。

食事は、腸内環境を整える意味合いでも重要です。腸内で炎症を起こすと、炎症性物質が血液に乗って肌に届けられ、ターンオーバーに影響する懸念があります。角栓一つにしても、食事からケアすることが重要なのです。

◯意外な「黒ずみ毛穴」の正体

ところで、皆さんは「黒ずみ毛穴」の正体を知っていますか?
「角栓が酸化して黒くなったもの」と言われることが多いのですが、資生堂の報告によると黒ずみ毛穴の原因は「産毛」なのだそう。角栓によって毛穴の出口が塞がれた状態で黒い毛が生えてくるために、本来は白っぽい角栓が黒ずんで見えてしまうのだとか。お手入れの方法は通常の角栓ケアと同様か、医療機関で脱毛をするのもおすすめです。自己判断で処理せずに医師へ相談するようにしましょう。

まとめ

角栓ケアというと、つい取り除くことに意識が向いてしまいますが、そもそも角栓ができない肌状態にすることが肌にやさしい理想のケアです。
美しさの土台は健康から。内外美容を心がけ、炎症に負けない肌つくりをしていきましょう。

 

Written by 理系美容家かおり

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