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肌が乾燥してメイクのりが悪い!?おすすめの対策をご紹介!

美容

2022.03.14

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ファンデーションのノリが悪い、なんとなくムラづきするなど、肌が乾燥する季節は「ベースメイクが難しい!」と感じる方も多いのではないでしょうか?

メイクのりが悪く感じる原因は①肌のキメが整っていないこと、そして②ベースメイクアイテムが合っていないことが考えられます。今日は、その理由とおすすめの対処法を解説します。是非最後まで御覧ください。

 

肌のキメとは?

どれだけつるっとした陶器肌でも、皮膚には必ず凹凸があります。健康で美しい皮膚は、凸部の皮丘と凹部の皮溝が規則正しく並んでおり、これを「キメ」と言います。皮溝に囲まれた皮丘が三角の形をしているキメが理想的ですが、乾燥をはじめとした要因で肌状態が悪くなると、皮溝が浅くなったり三角形が失われたりして、見た目の印象が低下する要因にもなります。

<ご参考コラム(乾燥関連抜粋)>
・洗顔後の“ツッパリ”の理由。そのクレンジング合ってる?
・「ノーファンデ」の落とし穴。マスク時代こそファンデが味方!
・お肌の乾燥が気になる季節に、しては”いけない”入浴法

ベースメイクに肌のキメが重要な理由

メイクアップアイテムは、その他の化粧品と比較して粉体が多く配合されていることが特徴です。マット・ツヤなど肌の質感を調整したり、色味を整えたりするための顔料が多く配合されているためです。

粉体は立体的なので、液状であるスキンケアアイテムと比較して密着度が低くなります。そのため、肌のキメが乱れているとベースメイクがうまく密着せず、「ノリが悪い」と感じられてしまうのです。

 

肌のキメを整えるにはどうしたらいいの?

急激な乾燥環境下では、短時間のうちに肌のキメが悪化してしまうことが知られています。逆に言えば、お手入れ一つでキメの状態を良くすることもできるのです。その方法として代表的なのが「パック」です。パックの主な役割は、肌に水分をたっぷり与えて閉塞することで、水分の供給はもちろん、美容成分を浸透させやすくすることです。

ところが、メイク前にパックを行う場合にはもう一つ役割があります。それは水分がたっぷり含まれた状態の肌にベースメイクを重ねることで、密着度を高めることです。

水分をたっぷり吸って膨らんだ角層はキメが整いやすく柔軟になっているため、ベースメイクの膜がよく密着します。やがて水分が蒸発していくと角層は収縮しますが、ベースメイクは収縮後の肌の凹凸に沿ってくれるため、いわゆるメイクのりがいい状態となるのです。

 

メイク前におすすめのシートパックは「透明タイプ」

パックと一言で言っても、美容液が化粧水のように透明なタイプと、乳液のように白く濁ったタイプがあると思います。メイク前におすすめなのは透明なタイプ。白く濁っているものは油分が配合されているため、皮膚柔軟効果は高いものの分が過剰であるとメイク崩れの原因になります。乳液タイプのパックを使用する際は、一度ティッシュオフするなどして油分の量を調節すると良いでしょう。

 

ベースメイクのベストシーズンを確認!

盲点になりがちなのがベースメイクのタイプです。ベースメイクの中には、春夏向け、秋冬向けとベース処方が異なる場合があります。肌が乾燥しやすい季節に夏向けのファンデーションを使うと、皮脂吸着効果のあるパウダーを使っていたり、さらっと使えるように揮発性のオイルを使っていたりすることがあるため、乾燥状態の肌に合っていない可能性もあります。肌が乾燥している時は、エモリエント効果の高いクリームタイプや、パウダータイプでも下地に保湿効果の高いアイテムを使用すると良いでしょう。

 

今日は、メイクのりが悪い時のおすすめ対処法をご紹介させて頂きました。メイク前のシートパックはプロの現場でもよく使われる手法です。是非皆さんも一度お試しになってみてください。

Written by 理系美容家かおり

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