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一歩間違えると逆効果!インナードライ肌の原因と対策とは?

美容

2022.06.07

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夏が近づくと、肌がテカったりベタついたり、ニキビや赤み、肌荒れが気になる。そんなお悩みのある方は、「インナードライ肌」かもしれません。

インナードライ肌とは、肌の水分が不足し、油分が過剰になっているためにツッパリ感や赤み、ニキビ、テカリなど乾燥性・脂性どちらの肌トラブルも発生しやすい肌質です。

インナードライとはどんな肌質?

肌が潤いを守る仕組みには“モイスチャー効果”と“エモリエント効果”があります。
「モイスチャー効果」は水をキャッチする成分によって保湿する仕組み。「エモリエント効果」は肌をカバーすることで水分が逃げるのを抑える仕組みです。

詳しくはこちらの記事を御覧ください▼▼
『「保湿」の2つの意味、“モイスチャー”と“エモリエント”とは?』

原因①“エモリエント成分皮脂過剰”

油分が多いインナードライさんは、皮脂分泌が過剰になっていることがあります。皮脂とは本来エモリエント効果によって肌の水分を守る働きをしますが、皮脂量が多すぎると時間が経つに伴い酸化して肌ダメージを引き起こしたり、テカリやベタつきの元になったりします。

皮脂分泌が過剰になってしまう要因はホルモンによるものが大きいと言われています。

<ホルモンが変動する要因例>

・遺伝的なもの

・ストレス

・寝不足や食習慣など生活習慣の乱れ

・女性の生理周期

etc…

夏は日が長くなるため、夜更かしをしたり冷たい食事に偏ったりしがちなので、要注意です。また、紫外線によって一時的に皮脂分泌が増加することも知られています。

これらのどれにも当てはまらないという方は、皮脂の分泌量は増えていないものの、気温の上昇により汗の分泌量が増えたことや皮脂の粘性が低下することで、量は増えていないものの皮脂のぬめりを感じやすくなっている可能性もあります。

原因②モイスチャー成分“アミノ酸・セラミド”不足

インナードライ肌と脂性肌の大きな違いは、モイスチャー成分にあります。肌のモイスチャー効果を司る代表成分はアミノ酸とセラミド。エモリエント成分が十分にあっても、これらの成分が不足していれば乾燥しやすい肌質に。

アミノ酸やセラミドは、肌がターンオーバーする過程でじっくり作られる成分です。そのため、洗顔のし過ぎによって失われると、回復するまで時間がかかってしまい、その間のバリア機能が低下してしまいます。

肌のバリア機能が低下すると、肌を守るためにターンオーバーが異常に早まってしまうため、セラミドやアミノ酸をじっくり作ることができません。バリア機能がさらに低下するという悪循環に陥ってしまいます。

その他、バリア機能の低下やターンオーバーを早める要因は様々あります。

<バリア機能が低下する要因>

・乾燥

・炎症・紫外線

・活性酸素

・摩擦

・クーラーによる直風や肌冷え

etc…

インナードライを改善するスキンケア方法

要因がわかれば、対策は簡単です。

対策①皮脂分泌を抑制すること

エモリエント成分・皮脂分泌が過剰な状態に対しては、皮脂分泌を抑制することが有効です。生活習慣の改善やストレスケアを第一に。それでも効果実感が得られなければ皮脂抑制成分を使ってみましょう。ビタミンC誘導体やライスパワーNo.6、ダイズエキスなどがおすすめです。

対策②洗顔料を変えてみる

イスチャー成分不足については、セラミドやアミノ酸が不足する要因を取り除くことが最優先です。洗顔料であれば、洗浄力がマイルドなアミノ酸系に変えてみる、クレンジングであればクリームタイプやジェルタイプに変えてみる、などです。また、皮脂も穏やかに取り除きながらお顔を温めるホットタオルもおすすめです。

FURIMEのクレンジングは摩擦が起きにくいとろりとしたテクスチャーで、メイクや皮脂汚れをマイルドに落としてくれるので、インナードライさんにもおすすめです。

最後に

ただし、保湿成分が回復するまでに時間がかかってしまうので、化粧品でセラミドやアミノ酸を補うスキンケアも同時並行しましょう。インナードライさんは乳液などの“油分”を避ける方もいらっしゃいますが、セラミドは乳液の方が効率的に配合できる成分なので乳化タイプがおすすめです。アミノ酸も配合されているアイテムがGood。

抗炎症成分「グリチルリチン酸ジカリウム」配合のアイテムを選ぶと、トラブルを抑えることができますよ。

インナードライのスキンケアは時間がかかるもの。焦らずに、肌をやさしく守るケアを続けていきましょう。

Written by 理系美容家かおり

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