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ネイルをしている人のおすすめハンドケア

美容

2022.12.28

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ホームケアに便利なマニキュアや主にサロンで行うデザイン性、持続性の高いジェルネイル、またファイリングと言われる爪磨きなど、ネイルケアの方法は様々ありますが、共通しているのは“時間を使うこと”。

塗布するにもオフするにも時間がかかるにも関わらず、放っておけば爪は伸びていき1ヶ月もすれば爪の根本がすっかり見えてきてしまいます。手先を美しくするためのネイルなのに、美観的に損なわれてしまっては本末転倒です。リペアし続けなければならないネイルケアは、決して楽ではありません。

ただでさえ忙しい毎日なのに、ハンドケアまで加わるともう大変です。そもそも、ハンドケアはしなければいけないのでしょうか?今回は、ネイルをしている方がしっとくべきハンドケアの必要性と、ネイルに関する最近の研究をお伝えしたいと思います。

ネイルをしている方は必須!手先のダメージを保護

実は、ネイルをしている、していないに関わらず、ハンドケアは毎日行うのがおすすめです。手のひらは角層が厚く顔と比較すると乾燥しにくい部位ですが、毎日の手洗いやシャンプー、家事をする方はお皿洗いなど手先が洗浄剤に触れる回数は非常に多く、過酷な環境に晒されています。

加えて、ネイルをしている方はオフ時にアセトンや酢酸エチルなどの溶剤を使うため、手先の油分だけでなく、重要な保湿因子である細胞間脂質まで奪われることに。毎日頑張ってくれている手先だからこそ、簡単でも良いので毎日のケアを忘れずに行いましょう。

ハンドケアはネイルケア。美しい爪を育てるコツ

爪は“死んだ細胞”であることを知っていますか?爪の主成分はケラチンという硬いタンパク質で、皮膚や髪と同じ成分から出来ています。爪は根本にある「爪母」という部位で作られ、爪先に向かって押し出されるように形成されていきます。爪の細胞には“核”がなく、細胞分裂や細胞同士のネットワークなどの生命活動をしないため「死んだ細胞」と言われるのです。

つまり、爪は根本で出来てから爪先に向かうまで劣化する一方。爪母から生まれた細胞が、いかに健やかで美しいかが爪全体の美しさに大きく影響してきます。そこで、健やかな細胞を生み出すために重要なのは「手先の血流」です。血液は爪の素となる栄養素や細胞分裂に必要な酸素を運んでくる重要な役割を持っています。

爪そのものだけでなく、爪周囲の指先まで保湿したり、マッサージをしたりすることで血流のよい状態を作ると、美しい爪をキープすることができます。ハンドクリームを塗布する際には、マッサージを意識すると効果的です。

そんなに大変なら、ネイルってしない方がいいの?

デザイン性をキープすることもお手入れも大変だと、そもそもネイルをしない方がいいのでは?と考えてしまいますよね。個人的には、ネイルをすることは男女問わずにおすすめです。理由は2つあります。

1つ目の理由は、「爪の保護」

爪は、指先から出た部分は「フリーエッジ」と呼ばれ何も支えなく存在しています。そのため、乾燥やダメージに非常に弱く、少しの衝撃でヒビが入ったり、折れたりしてしまいます。また、年齢を重ねると爪に縦線が入る方がいらっしゃいますが、爪が乾燥している証拠です。

ネイルは、爪に一層膜を重ねることで爪の強度をサポートし、また乾燥から爪を守ってくれる役割があります。爪を短く切っている方は問題ありませんが、少しでもフリーエッジがある方はネイルケアで爪を保護することで美しい爪先をキープすることができます。

2つ目は、仕事の効率が上がる可能性があるためです。

メナードの研究によると、好きなネイルカラーをしてタイピング作業をした場合、ネイル未使用時と比較して「倦怠感」に関する脳血流変化が少なかったのだそうです。つまり、ネイルはストレスを軽減することで、仕事の効率を上げる可能性がある美容行為なのです。

最後に

ネイルケアをしていると手先を見て気分が上がり、毎日自分を気遣うきっかけになります。さらに、爪の保護にも繋がります。昨今はネイルをする男性や、透明なポリッシュで艶だけを楽しむ女性も増えています。是非自分なりのネイルケアを楽しんでください!

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Written by 理系美容家かおり

 

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