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自分に合ったハンドクリームの選び方

美容

2023.02.27

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乾燥や手荒れが気になる季節には必須の「ハンドクリーム」は、うるおいを与えることで肌の柔軟性をアップさせ、しっとり・ふっくらとした手肌を保つことができるアイテムです。

よく使う商品なだけに、売り場に行くとたくさんの種類があってどのように選べばいいかわからなくなってしまいますよね。今日は、ハンドクリームを選ぶときのポイントをご紹介します!ご自身のお悩みにあったハンドクリームを探してみてくださいね。

ハンドクリームとスキンケアアイテムの違い

そもそも、手肌のケアは本当にハンドクリームでしなくてはいけないのでしょうか?化粧水やボディークリームではダメなのでしょうか。実は、手肌のお手入れはハンドクリームでなくてはいけない、ということはありません。

顔であろうと手であろうと皮膚の構造は同じ。顔に使っては良くてハンドクリームには使っていけない成分や、その逆などはありません。

ハンドクリームとその他のスキンケアアイテムの大きな違いは「使い勝手」や「テクスチャー」、「価格」が挙げられます。

毎日、手は過酷な環境下に置かれています

手は一日のうちに様々なものに触り、何度も洗います。膚が厚いため顔よりも丈夫な肌質をしているものの、過酷な環境にある手肌は荒れやすく、すぐに使える携帯性や、塗布後すぐに作業をしてもベタつきにくいテクスチャー、それでいて皮膚の保護機能としての保湿機能が求められます。

何度も塗るため消費量が多く、低コストのものも多くあります。

要は、手肌に使いやすい形に設計された化粧品が「ハンドクリーム」なのです。とはいっても、ハンドクリームに求めるものは人それぞれ。次からお悩み別のハンドクリームの選び方をご紹介したいと思います。

手荒れが気になる方は保湿力で選ぶ

ハンドクリームの重要な役割の一つが「保湿」です。特に、乾燥した環境下で作業をする方や、手荒れが進行している場合には保湿力を重視しましょう。

ハンドクリームに使用される保湿成分には大きく2種類あります。1つは水溶性保湿成分。グリセリンやヒアルロン酸、尿素などが有名です。これらの成分は何れも保湿力が高いことが知られていますが、尿素は敏感肌の方には刺激になり得る成分のため、必ずテスターで試してから購入を決めるようにしましょう。

2つ目は油性成分。ハンドクリームは油性成分が多い方が肌の保護機能が高く、乾燥肌向きです。ミネラルオイル、ワセリン、スクワラン、シア脂などの保湿力の高いオイルが成分表の初めの方に書かれているものを選びましょう。

ライフスタイルに合ったテクスチャーで選ぶ

ハンドクリームにはしっとりしたものやさらっとしたもの、みずみずしいものまで様々なタイプがあります。保湿力の高いタイプはぬるつき・ずるつきを感じやすいものが多いため、作業の合間に塗布したい方にはベタつきの少ないタイプがおすすめです。

「シクロペンタシロキサン」という揮発性のシリコーン油が高配合のものはさらっとしている傾向があります。また、アーモンド油やヤシ油など、植物油が多いものは肌なじみが良いものが多いです。ライフスタイルに合ったテクスチャーを選びましょう。

香りを愉しみながら心地良さで選ぶ

香りの強さや種類は人によって好みが異なります。自分が好きな香りを選びましょう。日中はレモンやグレープフルーツ、ペパーミントなどの覚醒効果のある香りを選ぶのも良いでしょう。特に柑橘系は好みが分かれにくく、周りの方も気になりにくいのでおすすめです。

逆に、夜はラベンダーやジャスミン、ローズなどのフローラル系の香りでリラックスすることもできます。ハンドクリームは香りにこだわったアイテムが多いため、是非楽しみながら選んでみてください。

香料不使用を選ぶ際は、原料臭が気にならないか確認してから購入するようにしましょう。

化粧品の選び方に「正しい」はありません。自分の使い続けやすいアイテムを、様々な視点から選んでみてくださいね。

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Written by 理系美容家かおり

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