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オシャレで都会的な演出ができる「粋な色」、グレー!
カラー
2021.07.13
みなさん、こんにちは。カラーアドバイザーのえりかです。
7月に入りました。今年も後半戦ですね。今月はいよいよオリンピックが開催されます。
開催する・しない、観客を入れる・入れないなど、あいまいだらけでしたが、とりあえず開催する
運びとなりました。みなさんは今回のオリンピックに対し、何を感じましたか?賛成・反対だけでなく、
いろいろと思うことがあったのではないでしょうか。
色で「あいまいな」と言えば、グレー!
色で「あいまいな」といえば、代表的なのが、グレーです。白でも黒でもない色。
「グレーゾーン」という言葉をみなさん一度は耳にしたり口にしたりしたことがあるのではないでしょうか。
物事の中間領域・あいまい領域を指す言葉です。良い(白)訳ではないけれど、悪い(黒)訳でもない、
という時に使ったりしますよね。
最近はグレーのランドセルも登場しているのをご存じですか?ひと昔前には存在しませんでしたが、
近年のランドセルの色は本当に多様化し、性別に関係なく「選べる」自由が増えましたね。
グレーは、オシャレで都会的な色!
グレーは何色とも合わせやすく、オシャレで都会的な色です。控えめな上品さと洗練された
カッコ良さを合わせ持つ色です。上品な着こなしには、白っぽいグレーがオススメです。
白を白っぽいグレーに変えるだけで、メリハリを和らげ、穏やかな雰囲気に仕上がります。
ついつい使い勝手の良い白を多用してしまう方、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
◼デニム×白っぽいグレー
まろみのあるカジュアルに。カジュアル過ぎず、きちんと感が漂います。
◼ブラウン×白っぽいグレー
ビターなブラウンに、白ではなく白っぽいグレーを合わせると、緊張感なく優しい雰囲気になります。
重さが出にくいのは、中間色ならでは。
◼ネイビー×白っぽいグレー
ネイビーに白を合わせると、正統派でどこかかしこまった感じになりますが、白っぽいグレーと
組み合わせることで、ややカジュアルに。フレアスカートなどの甘めの形でも、グレーの堅さが
加わることで、甘さを軽減してくれます。
◼白×白っぽいグレー
オールホワイト風ですが、自然なメリハリが加わり、引き締めとまろやかさを同時に手に
入れることができます。白は定番色なので、何かしらアイテムをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ぜひ白っぽいグレーと組み合わせてみてください。
◼ベージュ×白っぽいグレー
ベージュと白の配色は甘くなりがちで苦手、という方にオススメです。白ほど甘くならず、
かしこまり過ぎない、ちょうど良いバランスを作ってくれます。
◼黒×白っぽいグレー
モノトーンほど気張らず、女性らしいやわらかい雰囲気に仕上がります。モノトーンに飽きた、
という方にもオススメです。
まとめ
日本では、江戸時代にグレーが大流行しました。微妙な色の違いを楽しむ独特な文化から、鉛色、
消墨色(けしずみいろ)、薄墨色(うすずみいろ)、利休鼠(りきゅうねず)など、たくさんのグレーが
生まれました。この時代から、グレーは「粋な色」として、日本人に愛されてきました。
みなさんも、この夏、粋な色を楽しんでみませんか?
Written by えりか(カラーアドバイザー)