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おすすめカラーのブラウンで新しい自分を見つけたい

カラー

2022.02.14

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みなさん、こんにちは。カラーアドバイザーのえりかです。

立春も過ぎ、暦の上では春になりました。みなさんのお住いの地域は少しずつ春に近づいていらっしゃいますか?今年は近年稀にみる大雪で、「春なんてまだまだ・・・」という方も多いのではないでしょうか。

さて、節分も終わり、2月のイベントといえば、バレンタインデー。街中がバレンタインデー一色ですね。去年はコロナの影響でオンライン注文が増え、逆に大量に配るチョコレートの注文が大きく減少したようです。今年はどうなることやら・・・。

チョコレートにちなんで、今月はチョコレート色、ブラウンについてお話ししますね。

ブラウンは、伝統や歴史を感じさせる色

ブラウン=茶色。茶色は、伝統や歴史を感じさせる色。実は茶色の歴史は結構古いのです。さかのぼること平安時代。中国からお茶が伝わり、その後室町時代には茶の葉の煎じ汁を染料として使うようになりました。これにより、茶色が生まれた、と言われています。江戸時代の初期まで、お茶の色は現代のような緑色ではなく、褐色の茶色でした。江戸時代に、青製煎茶製法というお茶の製法が発明され、それをきっかけに、お茶の色が茶色から緑色になったそうです。「茶色」は、昔のお茶の色に由来しており、緑色ではなく褐色を意味する言葉として現在も使われています。

ブラウンのポジティブ&ネガティブイメージ

ブラウンは、木や土、大地の色です。大きなパワーとぬくもりや居心地の良さといった安心感のある色。レッドやオレンジにブラックを加え、暗くなった色がブラウン。空間の中に馴染み、目立たず調和し、緊張を緩和させてくれ、堅実さや信頼感を与える色。身近に存在するアースカラーの代表色であり、グリーンと同じで自然を感じさせる色なので、癒し効果があります。家具や革製品の基本的な色でもあります。

また、ネガティブイメージとしては、地味、頑固、退屈、といったキーワードが挙げられます。ブラウンの空間は安定志向になり、冒険心を抑制するため、アイデアが必要なクリエイティブな会議の場には不向き、と言われています。逆に、重要なことをじっくり決める会議の場では、思考が現実的な方へ向かうため、ブラウンが良い効果を生み出してくれます。

オシャレに見える色合わせ

ブラウンは、より明るくするとリラックス感を、暗いダークブラウンになると、高級感がアップする不思議な色。ベーシックカラーの中でも幅広い色味をもっており、深みのあるダークチョコレートのようなブラウンからキャラメルのような明るいブラウンまで、さまざまな色味を楽しむことができます。ぜひみなさんもブラウンでオシャレを楽しんでみませんか?

■ブラウン×ミント

そうです、チョコミント配色です。ブラウンのトップスに、ミントグリーンのスカートなどの女性らしいラインのアイテムと合わせると、落ち着きと優しさを兼ね備えたコーデの出来上がりです。パンツと合わせても、気品のある印象に仕上がります。

■ブラウン×ピンク

ブラウンがピンクのかわいらしさを程よく軽減させ、落ち着いた印象になります。大人かわいいコーデにオススメです。温かみのあるオレンジ系のピンクと合わせると、より春らしく、青みのあるピンクと合わせると、より夏らしい印象になり、これからの季節にピッタリです。バッグや靴などの小物に白やベージュを合わせると、抜け感もバッチリです。

■ブラウン×ベージュ

同系色なので安定感があり、濃淡で今っぽいコーデに。ベージュの単一的なイメージをブラウンが程よく締めてくれ、全体を上品にまとめてくれます。

■ブラウン×オレンジ

ブラウンは、オレンジに黒を少し加えた色なので、そもそも相性抜群です。オレンジのカーディガンのインナーとしてブラウンのニットは、馴染みも良く、オレンジの派手さを抑えつつ、きちんと感を演出してくれます。

■ブラウン×ラベンダー

意外とラベンダー色とも相性抜群です。ブラウンニットにラベンダーのレーススカートを合わせれば、キレイめ大人コーデの完成。ブラウンのワンピースにラベンダーのミニバッグを合わせてもオシャレ感たっぷり。濃いブラウンに淡いラベンダーの組み合わせのコントラストが存在感を放ちます。

■ブラウン×ブラック

大人な色の組み合わせ。ベーシックカラー同士で無難になりやすいですが、ブラウンパンツに黒Tシャツでも、バッグで遊び心をプラスすると、大人カジュアル感がアップ。黒トップスに合わせるなら、深みのあるチョコレート色でも、キャラメルのような明るい色でもトライしやすいと思います。赤味がかったテラコッタも、ブラウンと合わせれば失敗知らずです。

■ブラウン×ホワイト

ダークチョコレートのような濃いブラウンに白デニムで、こなれ感たっぷりの大人カジュアルコーデはいかがでしょうか。薄いブラウンを選ぶときは、アイボリーや白のプリーツスカートと合わせると、優しさと女性らしさで品よく仕上がります。

まとめ

ブラウンは、肌なじみがよく取り入れやすい色の代表色です。ブラウンそのものに派手さはありませんが、合わせる小物で印象が大きく変わる色なので、ぜひ自分なりのブラウンを探してみませんか?

大地のパワーであるブラウンを身に着けて、コロナも悪天候も吹き飛ばしましょう!

Written by えりか(カラーアドバイザー)

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