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白色を身に着けて新しい未来にチャレンジ

カラー

2022.10.24

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みなさん、こんにちは。カラーアドバイザーのえりかです。今年も残すところあと3か月となりました。暑い日もあれば寒い日もあり、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。私のふるさと北海道では、秋を通り越して冬を感じ始める季節です。この先北国は過酷な冬の時期に入ります。

それでも、雪が降ると冬を感じ、雪が解けると春を感じ、25℃を超えると夏を感じ、夜肌寒くなってくると秋を感じ・・・。そんな春夏秋冬を感じやすい北海道が大好きです。

白もいろいろ、色はいろいろ

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少し前の話になりますが、某女性タレントさんの「白って200色あんねん」という発言が話題になりました。そうなんです、一口に「白」や「赤」と言っても、それぞれに微妙な違いがあり、たくさんの色数があります。実は人が認識できる色は、1000万色あると言われております。

しかしながら、美しさや使い勝手を考慮し、グラフィックやファッション、製品デザインに使われる色は、2000色程度に絞られています。アメリカに本社を持つPantone社が開発した世界共通の色見本帳には、2020年3月時点で2625色が掲載されています。

そうは言っても、私たちの日常では、さすがに2000色も意識しながら生活することはありませんよね。それでも、お手持ちの洋服などで同一色相(「黒」や「赤」)のアイテムを横に並べて色を見比べてみると、同じ黒や赤でもその微妙な違いに気がつくと思いますよ。

白色は門出の色

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さて、話は変わりまして、個人的なお話しで恐縮ですが、私には今、心から応援をしたい人がいます。その人は、今年に入ってからたくさん迷い、傷つき、少し自暴自棄になってしまったり・・・。紆余曲折を経て、いよいよ来月から新しい環境で自分の夢を追うことができるようになりました。

先ほどさらっと「白」のお話をしましたが、“門出の色”として、その人に「白」を贈りたいと思います。

門出とは、旅立ちのこと。新しい生活を始めることを表す言葉です。始まりやリスタートを意味する白は、真新しさと未来の可能性を感じさせる、まさに門出を祝うのにふさわしい色です。また、白にまつわるイメージはポジティブなものが多く、純粋、浄化、清潔、清楚、平和、祝福、成功などがあります。

 

さらに光を反射する最も明るい色である白は、その他の暗い色を引き立てます。光のシンボルである白は、周囲を引き立て、人間関係を円滑にしてくれます。また、白には切り替えの作用もありますので、前向きな気持ちになるパワーをくれます。

様々な困難を乗り越えた今、真っ白な気持ちで新たな夢へと挑戦する姿を、これからも応援していこうと思います。みなさんにも、応援したい人、お祝いした人はいらっしゃいますか?みなさんなら、何色を贈りたいですか?

ホワイトカラー(白色)の雑学

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日本の地名(市区町村、町域名)で最も多く使われている色の名前が「白」です。黒も赤も多く、それぞれ全体の20%超ありますが、白はダントツつの30%超えなのです。秋田の大曲白金町、仙台の太白区、福島の西郡・東白川郡、新潟の大白川、岐阜の白川村、名古屋の天白区、京都の北白川、福岡の上白垣、熊本の河内町白浜などなど。

また、「白石」は、「しらいし」や「しろいし」など読み方は様々ですが、全国各地に存在しますよね。みなさんのお住いのエリアにも、きっと「白」のつく地名があるはずです。秋の夜長に、地名探しをしてみるのも面白いと思いますよ。

地名に多く使われている白ですが、日本では古くから、白い動物は神様のお使いとされてきました。神様が白い生き物に姿を変えて登場する物語がたくさんありますよね。白馬、白鳥、白鷹、白鼠、白鹿に表されるように、昔から白は神聖な色なのです。

また、夢占いでも、白はラッキーカラーのようです。白い色=幸運そのものを表し、努力が報われる、あるいは幸運が訪れる、と解釈されているそうです。

 

最後に

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みなさんご存知の通り、配色において、白の使い方は無限大です。白は他のどんな色とも調和し、また引き立てる万能色です。つまり、白は無限の可能性を秘めている色。みなさんも、大切な人、自分自身に白を贈ってみませんか。

新しい旅立ちにたくさんの幸せが待っていますように。

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カラーアドバイザーえりか

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