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日本はもちろん世界的にも人気の高い「青」に注目!

カラー

2020.11.16

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めっきり寒くなってきましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
寒さとともになのか、コロナも再び猛威を振るい出しましたね。外出も自粛ムードになりつつありますが、
少ない外出のチャンスを、視点を変えて、いつもより楽しむ方法をご案内しますね!

それは、「1つの色に注目してみる!」という方法です。
どういうこと?と思いますよね? 答えは単純です。テーマ色を決め、外出時に目に触れるものすべてから
その色を探す! これだけです。
いつもは何気なく見ている風景の中に、「あれ?なぜここにこの色が使われているのかな?」、「この色は看板によく使われているな~」等、ちょっとだけいつもと違う景色が見えてくるかも!?

ということで、今回は、日本はもちろん世界的にも人気の高い「青」に注目してみますね!
青は、地球の色、空の色、海の色、川の色。広大な自然・生命の源をイメージさせる色です。
人種・民族・性別・年代を問わず、人々に好まれる色、嫌いな人が少ない色、なのです。

■コーポレートカラーとしての青

コーポレートカラーとは、企業のイメージを印象付けるために使われる色のことです。
安心感・信頼・安全・誠実のイメージを持つ青は、コーポレートカラーとして使われることが多いです。
Facebookやツイッターのロゴにも使われていますよね。
金融機関の看板の色として使用されることも多いです。外出時、みなさんのお住まいの銀行の看板をチェック
してみると、きっと青が目に入ってくると思いますよ。

■インテリアとしての青

青には、血圧や心拍数を下げ、気持ちを落ち着かせる心理効果があります。
また、爽やかさや涼しさをイメージさせる色なので、夏の暑い時期には涼しさを演出することができます。
カーテンやカーペット、壁紙などに取り入れてみると、清涼感やリラックス効果が得られますよ。
ただし、これから寒くなるこの時期は、涼しさ、というより寒々しさ、を感じやすくなりますので、
使用する面積が大きくなりすぎないようにご注意を!

■パッケージとしての青

青は、濃いか薄いかによって、大きくイメージが変わります。濃い青は、高級感や重厚感を感じさせ、薄い青、
水色は、清涼感や透明感・清潔感をイメージさせます。

例えば、柔軟剤のパッケージには、仕上がりの柔らかさ・さわやかな香りをイメージさせている
パッケージが多いと思います。その場合は、薄く明るい色の青が用いられます。
一方、ラグジュアリーさ(高級感・ぜいたく感)を表現したい場合には、濃い青が用いられています。
ドラッグストアに行った際、チェックしてみてはいかがでしょうか。
また、食品のパッケージにおいては、昔は「青はタブー」とされていました。
青は食材に存在する色ではないため、食欲を減退させる色、とされています。
ところが、近年は、「パッケージに青が少ない」ことを逆手にとって、少ないからこそ青を使用すると
目立つことができる、という観点から、青いパッケージの商品が増えてきています。缶コーヒーや
アルコール飲料のパッケージには、青が多く使用されています。スーパーに行った際に、注目してみると
面白いと思いますよ!

■切り替えとしての青

普段あまり意識している方は少ないと思いますが、テレビドラマや映画において、「空」が映し出された
ら場面が転換されることが多いです。また、信号機も青になったら「進む」です。
青には、「次に転換する」というイメージもあるのです。みなさんも、自分の中で気持ちを切り替えたい
とき、意識して青を見たり、身に着けたりしてみると、スムーズに切り替えられるかもしれませんよ。

■マイナスの意味としての青

青には、憂うつ、という意味もあります。
ブルーな気分、ブルーマンデー、マリッジブルーなど・・・。また、顔が青ざめる、青あざ、などの体調の
悪さを表現する色でもあります。
多くの人に好まれる色でありながら、良い意味だけではない・・・というのも不思議ですよね。
他にもマイナスな意味として使われる「青」の言葉を探してみるのも面白いと思います!

今回は、青についていろんな視点から考えてみました。外を歩くとき、電車に乗っているとき等、1つの色に絞っ
て「色探し」
してみると、いつもとは違った景色が見えると思います。ご自身の好きな色を日々の風景から探している、
というのも面白いのではないでしょうか?
日常をちょっとだけ楽しくする、そんな方法のご紹介でした。

Written by えりか (カラーアドバイザー)

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