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色の世界で「輝き」といえば・・・そう、黄色なんです!
カラー
2021.01.10
みなさん、明けましておめでとうございます。
今回は各地で「静かなお正月を」と叫ばれていましたが、年末年始はゆっくりとリフレッシュできましたか?私は箱根駅伝に見入ってしまい、年始早々感動の涙を流しておりました。
ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、最後までハラハラドキドキの展開で、走り切った選手だけでなく舞台に立てなかった選手まで、みなさん輝いていましたね。
まっすぐな熱い想いは、多くの方の感動を呼びます。「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったもので、多くの挫折や困難を乗り越えてきた彼らの輝きを見て、私ももっと頑張らなければ!と思いました。
色の世界で「輝き」といえば・・・そう、黄色です。
フリミーの商品パッケージの色も黄色ですね!赤みを帯びた鮮やかな黄色。山吹色というべきか向日葵色の間ぐらいの色でしょうか。黄色は、堂々と自分の光を放出する太陽の色。
唯一無二の存在である太陽の色をベースに選んだのは、他社にはない魅力をアピールするためでしょうか。また、和漢西洋ハーブをイメージさせるオリエンタルな色味になっています。
パッケージの色には、企業のいろいろな想いが込められています。ご愛用者様はもちろんのこと、まだお使いになったことのない方も、一度手に取ってじっくりと「色」をご堪能してみてはいかがでしょうか。
さて、黄色にまつわるお話を少々。
■黄色の伝統色名
伝統色とは、日本文化特有の色彩感覚に基づいた色のことを指します。古来より日本人は四季の移ろいの中に美の心を持ち、繊細な色の世界を見出していたのです。
山吹色、向日葵色、蒲公英色、菜の花色など、植物の名前が付けられている色がありますが、鮮やかな黄色を植物染料から抽出することは難しかったため、その多くは化学染料を使って抽出されています。
植物そのものを使用しているかと思いきや、実は人工的な染料から生まれているのです。ちょっと意外ですよね。普段「黄色」を目にする機会は多くても、日本固有の名前がついている色があるなんて、想像もしませんよね。
黄系の日本の伝統色は、約60色もあるのです。明るい色からくすんだ色まで、様々あります。興味がありましたら、本やインターネットで調べてみるとおもしろいですよ。
■セラピー的観点からみる黄色
黄色は唯一無二の太陽の色と称される色。
明るい、陽気、希望、孤高、知性、知識といったキーワードを持っています。最近黄色が気になる・・という方は、あなた自身が自分に贈った「もうすぐ光が見えてくる」というメッセージかも。
学びたい欲求が強くなっているとき、明るい気分になりたいとき、個性を主張したいとき、そんなときも黄色が気になります。ちょっと神経質になり過ぎているときも黄色が気になることがあります。
黄色が気になる方は、「なぜ気になるのか」、自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
■機能からみる黄色
黄色は、目を引く色。誘目性が高く、遠くからでも目に飛び込んできやすいため、注意を引く色です。よく工事現場や交通標識に使われるのも、このためです。現在もなんでしょうか・・?私が子どものころは、保育園児や幼稚園児の帽子の色といえば、黄色。
小学校の頃にランドセルにつけていたカバーの色も黄色。ほかの色に比べ、遠くから見て「ここにいるよ」の合図ができる色なので、黄色が選ばれていたのです。しっかりと意味があるんですよね。
大人になると、黄色のものを身に着ける機会が少なくなってきますが、注目を集める色ですので、面積は少なくても十分効果があります。
2021年も始まったばかりなので、心機一転、スカーフやバッグ等など、ポイント色として小物で存在感をアピールしてみてはいかがでしょうか!
Written by えりか (カラーアドバイザー)