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冬の風物詩の「みかん」で”美肌”を育てよう

美容健康・栄養

2021.12.24

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今年も残すところ、わずかになりました。日に日に突き刺さる寒さが増しますが、カラダの内側・外側からの乾燥予防をし、体調を崩さないように気を付けていきましょう。

ところで、みかんの日というものがあることを知っていますか?11月3日と12月3日を「いいみっか(3日)ん」という語呂合わせから、全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が制定しているそうです。

今回は、冬の風物詩「みかん」についてご紹介しますね。

柑橘類の代表といえば「みかん」

柑橘類の中でもみかんは手軽に食べられ、身近に感じられる果物ではないでしょうか。

一言にみかんといっても、たくさんの品種があります。その中でも、和歌山県の有田みかんや静岡県の三ヶ日みかんといった温州みかんは、日本の代表的な柑橘類です。

温州みかんは、皮が薄く柔らかく、手でむきやすく、食べやすいのが特徴です。

みかんの栄養成分3選

あっさりとした酸味と甘さをもつみかん。みかんには、お肌の健康をサポートする栄養が含まれています。

①ビタミンC

男女ともに12歳以上は、1日当たり100mgのビタミンCの摂取が推奨されています。(厚生労働省:日本人の食事摂取基準2020年版より)

ビタミンCは、体内でつくることができないため、食事からとり入れる必要があります。ビタミンCを摂取することで、毛細血管の血行を促進します。血行がよくなることで、新陳代謝が活発になるので、ターンオーバーが整い、老廃物を排出することで、皮膚の細胞の健康をサポートし、肌の乾燥を防ぎます。また、お肌だけでなく、免疫力アップにもつながります。

目安として、大きめのみかん1個(100g)には、ビタミンCが32㎎含まれています。かんを1日約3個食べることで、100㎎の推奨量を補うことができます。

②ビタミンE

ビタミンEには、抗酸化作用があるので、体内の脂質の酸化を防ぎます。動脈硬化や血栓の予防、LDLコレステロールの減少などの働きがあり、若返りのビタミンとも呼ばれています。

ビタミンEが不足すると、抗酸化力も低下するため、肌を紫外線などの刺激から守りづらくなり、シミやしわなど肌のお悩みにも影響します。

③食物繊維

みかんの皮をむくと、白い筋がありますよね。口当たりをよくするため、筋をとる人と食べる人に分かれるかと思います。

ですが、このみかんの白い筋には、食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、腸内環境をサポートするほか、血糖値の急上昇を防ぎ、血液中のコレステロール濃度の低下などの働きに期待できます。

まとめ

包丁などの調理器具を使わずに、お手軽に食べられるみかんは、栄養補給に最適な果物です。

みかんは、甘みが強いものや酸味が強く感じるものなど、同じ袋に入っているものでも当たり外れがあります。おいしいみかんを選ぶには、ヘタが小さく皮の色が濃いものを選ぶといいでしょう。白い筋や袋を一緒に食べることで、みかんの栄養を余すことなく取り入れることができます。

みかんを食べて、師走を元気に過ごしたいですね。

witten by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)

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