COLUMN
コラム詳細
女性に大人気の「いちご」は美容と健康をサポートする!?
健康・栄養
2022.02.25
2月になり、スーパーの果物売り場にも、真っ赤ないちごが並び始めました。スイーツもいちごを使ったが商品が目立ち、春の訪れを感じますね。子どもから大人まで人気を誇るいちごは、栄養面が優秀な食材です。今回は、いちごについて紹介していきます。
いちごのおいしい時期はいつ?
本来のいちごの旬は、春から初夏にかけてです。昔、イチゴの旬は春でしたが、今では冬もイチゴを食べることができます。栽培方法の発達により、冬でも人工的に、春のような環境をつくり、本来の旬よりも早い時期から収穫できるようになりました。スーパーでは、12月から5月頃まで、「とちおとめ」や「あまおう」「紅ほっぺ」など様々な品種を買うことができます。
いちごの栄養について
いちごは、ササッと水洗いするだけで手軽に食べられる、健康・美容をサポートしてくれる食材です。それでは、女性に嬉しいいちごの栄養をみてみましょう。
①ビタミンC
いちごに含まれるビタミンCの含有量は、果物の中でもトップレベルです。風邪の予防や抗酸化作用、疲労回復に期待ができます。また、コラーゲンを構成するアミノ酸の生成に必要な栄養素です。いちごのビタミンCは、ヘタの周りに多いので、ヘタを落とす前に洗い、包丁ではなく手で取ることをお勧めします。
②葉酸
いちごには、葉酸も豊富です。特に、妊娠中や授乳中の女性に必要とされる栄養素です。不足すると、貧血や動脈硬化を引き起こします。そして、葉酸の吸収と代謝には、ビタミンCが関係します。一緒に摂ることで、体内でうまく活用しますが、いちごには、両栄養素が含まれているため、最適な食材です。
③食物繊維
食物繊維の一種であるペクチンが含まれています。食物繊維は、糖質の吸収をおさえ、コレステロールを低下させる働きがあります。また、体にいい善玉菌のエサになり、腸内環境を整えることで肌も綺麗になります。
いちごの選び方と効率のいい食べ方
おいしいいちごを選ぶポイントは、3つです。
①ヘタの近くまで赤くなっているもの
②ヘタが大きく反り返っているもの
③いちごの先端部分がとがっていないもの
いちごに含まれるビタミンCやペクチンは、水に溶けやすい性質があります。そのため、加熱や水にさらしすぎないよう気を付けましょう。いちごの栄養を効率よく食べるには、生で食べることです。いちごミルクやいちごスムージーは、牛乳や豆乳を使うことによって、タンパク質も補えます。朝や間食に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に
何気なく食べていたかもしれない、いちごですが、実は、特に女性には、健康や美容に嬉しい栄養がたくさん詰まっています。ちょっとした工夫で、より一層余すことなく、栄養を取り入れて、健康的なカラダをつくりましょう。
Written by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)