COLUMN

コラム詳細

平安時代から続く梅の実パワー!身体を守る梅干しの効果

健康・栄養

2022.05.26

この記事をSNSでシェアお願いします!

真夏に近い暑さが続き、「急に暑くなりましたね」という挨拶が増えました。気候の変化に負けず、夏バテ予防にぴったりの食材が出始めました。今回は、梅について紹介します。

梅の旬と用途

桜よりも一足早く、可愛らしく咲く梅は、鑑賞だけでなく、古くから食用としても身近な存在でした。一般的に、梅の旬は5月から7月です。小梅・青梅に続き、完熟梅が市場に並びます。

「梅仕事」という言葉を聞いたことはありませんか?生梅から、梅シロップや梅酒、梅みそ、梅ジャム、梅干しなどを作る作業のことをいいます。旬の時期に加工した梅は、自家製の保存食となり1年中楽しむことができます。

梅は様々に加工できますが、青梅・完熟梅どちらを使うのがいいのでしょうか。

梅シロップや梅酒、梅みそにむいているのは、青梅です。青梅は、青く硬めの食感で、さわやかな香りに加え、酸味が強いのが特徴です。梅ジャムや梅干しには、完熟梅がむいています。完熟梅は、黄色く熟した状態で、実が柔らかく甘みがあるのが特徴です。

梅干しがもたらすカラダに嬉しい効果

長期の休みが終わり、気温はあがる日々。まもなく梅雨を迎える今、カラダの倦怠感や食欲低下などの悩みを抱えていませんか?梅の中でも、伝統的な食品である梅干しは、優れものです。梅干しがもたらすカラダに嬉しい効果を3つ選びました。

①食中毒の予防

梅干しは、塩分濃度が高く、余分な水分を含まないため、細菌などの繁殖を抑制します。酸味成分であるクエン酸をはじめとする有機酸には、殺菌効果があり、食中毒予防に働きます。日の丸弁当は馴染みがありますが、梅干しをいれて炊飯しても傷みづらくなります。炊き上がり、酸味はありませんが、梅干しをつぶせば梅ごはんになります。ただ、減塩梅干しや調味料漬けされた梅干しには、期待できません。

②疲労回復

疲れた時は、酸っぱいものを食べたくなりませんか?実は、クエン酸を欲している合図です。梅の酸味成分でもあるクエン酸には、疲労の原因となる乳酸を抑制する働きがあります。だから、梅干しを食べると疲労を蓄積せず、カラダの調子を整えます。

③食欲増進

ストレスや疲労で食欲がわかない時、原因として、唾液の減少が考えられます。梅の酸味成分であるクエン酸が、唾液などの消化酵素の分泌を促し、食欲増進や消化吸収を助けてくれます。唾液がでることで、口の中に残ってしまった、食べかすや細菌を洗い流すため、虫歯予防にもつながります。

最後に

カラダにいい梅ですが、気を付けないといけないことがあります。それは、生食を避けることです。未熟な梅には、アミグダリンという物質が含まれているため、食べてしまうと頭痛やめまいなどの症状がでます。梅は、追熟が進み傷みやすい食材でもあるので、新鮮なうちに梅仕事をお勧めします。自分で作った加工食品は、格別おいしく、梅の変化も楽しめるため、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

Written by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)

この記事をSNSでシェアお願いします!