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かぼちゃは美味しいだけではなかった!?実は・・・?

健康・栄養

2022.11.02

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カボチャ

10月といえば、ハロウィンですね。最近では、あちらこちらでもかぼちゃのディスプレイが並び、かぼちゃを目にすることが多くなりました。かぼちゃは、料理だけでなくおやつにも使える万能な食材です。ハロウィンでおなじみのかぼちゃですが、美肌にぴったりな栄養が含まれています。今回は、かぼちゃについてご紹介していきます。

かぼちゃの旬とは?

カボチャ

1年中いつでも食べることができるかぼちゃですが、本当の旬はいつか知っていますか?かぼちゃは、収穫時期と旬が違う野菜です。かぼちゃの収穫は、7月・8月頃から初秋にかけてですが、収穫してから数ヶ月間追熟させてからのほうが栄養も高まり、おいしくなります。

本来、旬というのは、自然の中で育った食べ物が一番おいしく、栄養価が高い時期を言います。そのため、かぼちゃの旬は、秋から冬とされています。

かぼちゃの種類について

カボチャ

かぼちゃは、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポカボチャ」の3つに分類されます。日本かぼちゃは、表面がボコボコとしていること、水分が多く甘みは薄いものの、ねっとりした食感が特徴です。代表品種は、黒皮かぼちゃ、バターナッツなどです。

西洋かぼちゃは、ホクホクとした食感で、ほっこりと甘みが強いことが特徴です。代表品種は、黒皮栗かぼちゃ、坊ちゃんかぼちゃなどです。

以前は、日本かぼちゃが主流でしたが、食生活の欧米化や嗜好の変化によって、現在は西洋かぼちゃが日本各地で育てられ、流通の大半を占めています。私たちがよくスーパーで見かけるかぼちゃも西洋かぼちゃが多いです。

ペポカボチャは、ハロウィンに欠かせないジャックオランタンというとイメージしやすいでしょうか。他にもズッキーニやそうめんかぼちゃもペポカボチャの一種です。

美肌に嬉しい栄養素3選

かぼちゃは、緑黄色野菜の1つです。糖質や食物繊維といった炭水化物が多いだけではなく、健康や美肌に良い栄養素があります。これから紹介する3選には、抗酸化作用が含まれるため、女性には嬉しい食材です。

β-カロテン

β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、髪の毛の健康維持や視力の維持、そして喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあります。ビタミンAの不足によって、皮膚や粘膜が乾燥するため、これから寒くなる時期に欠かせない栄養素です。

ビタミンC

ビタミンCは、体内での合成ができないため食事から摂らなければなりません。肌のハリや弾力の元になるコラーゲンの生成、シミ予防やターンオーバー促進など美肌をサポートします。また、ストレスや風邪などの抵抗力を高めます。

ビタミンE

「若返りのビタミン」として知られていますが、β-カロテンやビタミンC同様抗酸化作用があります。また、血行がよくなり、新陳代謝を促します。ビタミンEは、ビタミンAやビタミンCと一緒に摂ることで、抗酸化作用がさらに高まります。ビタミンA・C・Eの栄養素を含んだかぼちゃは、美容健康に効率的に補えます。

最後に

カボチャ

これから寒さが増していく中、女性の敵は冷えです。外からの寒さ対策もできますが、やはりカラダの内側を冷やさないための温活も必要です。

ビタミンA・C・Eの抗酸化作用をはじめ、カリウムや食物繊維も含むかぼちゃは、冷え性やむくみ、便秘気味の方、疲労回復、老化や美肌を意識している方には、ピッタリの食材です。これから旬を迎えますので、是非、食卓に並べてみてください。

Written by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)

 

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