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乾燥の季節に大活躍!レンコン料理で肺にうるおいを!

健康・栄養

2022.11.24

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レンコン

秋になると空気が乾燥して、急に咳がでる、痰がからむ、喘息の症状が悪化する人が増えます。秋は、肌トラブルだけでなく、呼吸器のトラブルが多い時期です。スキンケアと同時に内側からも肌を潤して、乾燥する季節を乗り越えましょう。

乾燥の季節には「白い」食材で肺を潤す

レンコン

薬膳の考え方として、肺という臓腑は、免疫系や肌と密接に関わっているとされています。肺が乾燥すると免疫力の低下や疲労感、風邪をひきやすくなる他、お肌もカサカサしてきます。このように、肺は、乾燥を苦手とするため、必然的に秋冬は肺が弱りやすい季節になります。そのため、この季節は、いつも以上に肺を潤す意識が必要です。

梨や山芋、白きくらげ、かぶ、レンコンなどの「白い」食材は、肺を潤します。この中でも、レンコンは、料理のバリエーションが豊富なため、普段から食べているという方も多いかと思います。今回は、レンコンについて紹介します。

レンコンの旬は?

レンコン

年中スーパーに出回っているため、旬の時期が分かりづらくなっていますが、レンコンの旬は秋から冬にかけてです。秋に出荷される新レンコンは、柔らかく、みずみずしく、シャキッとした食感であっさりしているのが特徴です。

新レンコンよりも遅く収穫される晩秋レンコンは、11月~2月に旬を迎えます。粘りがある食感で、甘みがあります。

レンコンの栄養

レンコン

レンコンは、昔から、咳止めや鼻づまりなどの特効薬とされてきました。旬の食材は、その折々の季節に起こる体の内側のトラブルを未然に防ぐ力があります。レンコンにはどんな栄養があるのでしょうか。

ビタミンC

髪の毛や爪、皮膚などをつくるコラーゲン生成に必要な栄養素です。他にも、美肌効果や抗酸化作用、免疫力を高めるなどの働きがあります。ビタミンCは、熱に弱い性質を持っています。レンコンは、でんぷんが多いため、ビタミンCを熱から守ってくれます。

そのため、加熱しても減りにくいという特徴があります。また、ビタミンCはタンパク質と一緒に食べることで、コラーゲン生成が促されるため、肉・魚などと組み合わせて食べてみましょう。

食物繊維

便秘の予防や肥満予防への働きがあります。レンコンは、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の両方が含まれています。食物繊維は、腸内の善玉菌の割合を増やし、腸内環境を整えてくれます。

他にも血糖値の急激な上昇の抑制などの働きがあります。日本人は、食物繊維が不足しがちなため、積極的に摂りたい栄養素です。

タンニン

タンニンは、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用、消炎作用や止血作用があります。レンコンを切った時に、黒く変色するのは、レンコンのアクにポリフェノールが含まれているからです。変色しても味は変わりませんが、見た目をよくしたい場合は、5分ほど酢水につけることをおすすめします。

最後に

レンコン

これからますます、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行ってきます。咳は体力を消耗するうえに、咳が続くと食事もしっかりと摂れずに生活の質が落ちてしまいます。空気が乾燥しているので、肺を潤す食材を積極的に摂り入れていきましょう。特にレンコンは、調理の幅がとっても広い食材です。

レンコンは、サラダや煮もの、焼いてもすりおろしてもシャキシャキとした食感を楽しめます。レンコンは、ビタミンCや食物繊維がたっぷりと含まれているので、美肌にも美腸にもぴったりの食材です。カラダの内側を労わって、免疫力をあげていきましょう。

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Written by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)

 

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