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鍋料理は手抜き?No!実は健康や美容の強い味方です

健康・栄養

2022.12.28

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日に日に寒くなり、背中が丸くなっていませんか?猫背になることで、内臓が圧迫されて消化力の低下や酸素がうまく取り入れられないと体の働きが悪くなります。

さらに、代謝の低下につながり、太る原因になります。これからの冷える時期にぴったりな、体の芯からポカポカ温まる鍋料理についてご紹介します。

鍋料理は健康・美容に最適

鍋料理は、手軽に作れておいしく食べられるので、忙しい方の味方です。鍋料理は、手抜き料理だとおもわれがちですが、健康・美容に最適な料理です。では、その理由を説明します。

代謝のアップ

鍋料理のような温かい食材を食べることで、代謝がアップします。体が冷えやすい寒い季節だからこそ、温かい鍋を食べることで、体の内側から温まり、代謝をあげてくれます。

低カロリー・低脂質

他の料理と比べ、鍋料理では、調味料に使う油脂が少ないため、脂質の摂りすぎを防ぐことができます。また、野菜、豆腐、きのこをメインにするなど、高カロリー・高脂質のモノを避けるとさらによいでしょう。

野菜をたくさん食べることができる

サラダをたくさん食べることは大変ですが、鍋料理は煮込むことによってカサが減り、たくさん食べることができます。野菜に含まれるビタミン・ミネラルは美肌ケアにも役立ちます。使う野菜の種類によっては、便秘の予防や体内にある老廃物を流してくれるデトックス効果もあります。

 

栄養素をバランスよく摂ることができる

鍋料理には、野菜やきのこ類といったビタミン、ミネラル、食物繊維。肉や魚介類、豆腐や豆乳などの大豆製品のタンパク質。シメとしてごはんや麺などの炭水化物など、様々な具材が入っています。材料を切るだけで、手軽に体に必要な栄養素をバランスよくとれます。

食べ過ぎを防止する

温かい料理は、空腹感を落ち着けてくれるだけでなく、ゆっくりと時間をかけて食べるため、満腹感を得やすいです。また、鍋料理は、スープが具材と一緒に胃に入るため、水分でもお腹が満たされます。

3つの具材を意識して栄養アップに

どんな食材でも栄養はありますが、これら3つの具材を意識するとさらに栄養がアップします。

緑黄色野菜

鍋には白菜やキャベツ、白ねぎなどの淡色野菜をメインに使いがちですが、忘れてはいけないのが緑黄色野菜です、緑黄色野菜は、β-カロテンをはじめ、ビタミンCやビタミンK、葉酸や鉄、カルシウムなど栄養価の高い食材が多いです。人参、水菜、春菊、ニラ、豆苗などを選んでみましょう。

きのこ類

えのき、まいたけ、えりんぎ、しめじなどのきのこ類は、どれも低カロリーでうま味たっぷりです。ビタミン・ミネラルが豊富に含まれているため、免疫力を高めます。また、食物繊維も多く含んでいるため、腸の働きを整え、便秘予防にもなります。

たんぱく質

たんぱく質は、筋肉や内臓、爪、髪の毛、ホルモンや酵素などを作るのに必要な栄養素です。特に、豆腐などの大豆製品、鮭、たらなどの白身魚、鶏むね肉などは、低脂質であっさりしているため、どんな鍋料理でもあいます。冬の牡蠣は、疲労回復に効果的なグリコーゲンが豊富です。鉄や亜鉛も多く含まれているため、鉄不足で貧血気味の女性は、積極的に鍋料理にも使ってほしいです。

最後に

「鍋料理」といっても、最近では、色々な種類の鍋が出回っています。ベースになるスープの味と入れる具材を組み合わせて無限に楽しむことができます。鍋料理は、白菜や春菊、たらやアンコウ、牡蠣など旬の食材を一度に楽しめます。旬の食材には、その季節の体の不調にあった栄養素が多く含まれます。寒い季節、鍋を囲めば、体や心も温まります。鍋料理を積極的にとって、体の内側から外見までキレイを目指し、寒さに負けないようにしたいですね。

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Written by 管理栄養士てるみん(instagram ID:@daisy_commune)

 

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