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フリーランスさん、必見!契約形態と注意点について/Vol.8

ちょっと賢いフリミースタイル

2020.09.28

FURIMEご愛用者の皆様、こんにちは。とある企業で法務担当しているミッチーです。
私は、金融業界で31年働いていました。
行政書士試験にも合格し、現在は、企業で法務担当しています。

ここ最近、自分の個性を生かした働き方が増えてきましたね。
各企業様が副業を解禁したことによって、働き方も多様化してきました。
企業に所属しながら、デザインの仕事される方、ライター、ハンドメイドなどご自身のパーソナルティを生かしたビジネスも特徴的なのではないでしょうか。

今までは、会社の法務担当者が契約書のひな型チェック、交渉などをやって頂いていましたが、いざ自分のことになりますと何をしていいのかわからないと言う事はございませんか。私にも、知人から最近相談を受けることが増えてきました。

今回、FURIMEさんとのご縁もあり、私なりに学んだ経験と知識を皆さんに共有できればと思い、不定期ではございますが、コラム配信をさせて頂きますので、どうぞお付き合いください。

そもそもフリーランスとはご承知のとおり、特定の組織には属さず、ご自身のスキルや専門知識を提供し、その時の仕事に応じて自由に契約する働き方を言います。

このコラムではフリーランスの契約形態と注意点について書きます。興味のある方はご参考になさってください。

フリーランスの契約形態ってどのようなものがあるの?

フリーランスの契約形態には大きく二通りあります。
一つは(準)委任契約、もう一つは請負契約です。

・(準)委任契約

「委任契約」はその業務内容が法律行為である場合を指し、基本的には弁護士、司法書士などの資格がある方が行う契約形態です。一方、フリーランスの方が多く携わるシステム開発、デザインといった直接仕事を依頼主に提供を行うものは委任契約ではなく、「準委任契約」にあたります。

・請負契約

請負人であるフリーランスの方が仕事の完成を約束し、完成することによって報酬が支払われるのが「請負契約」です。そのため、未完成の場合や品質が足りていない場合は完成と見なされないため、報酬がもらえない場合もあります。

最初に契約するときは、この(準)委任契約もしくは、請負契約かのチェックをしてみましょう。重要なのはその契約形態が、①業務内容、②報酬、③業務が完了とみなされ報酬が支払われる基準が大切になります。そのチェックにより、その契約が「準委任契約」になるかもしくは、「請負契約」になるのかわかると思います。

契約する際、何を注意すればいいの?

次は、注意点になります。7つ程お伝えします。

⓵労働関連法令は、適用外になります。

 フリーランスという働き方の特性から労働基準法などの労働関連法令の適用外になります。

⓶交通費・経費の扱いは、明確にしておきましょう。

 これらの取り決めを不明確にしておくと受け取る利益が大きく減少してしまうことがあります。

③双方が納得した契約をしましょう。

 仕事欲しさに納得しないまま相手の言いなりに契約してしまうことがありますが、フリーランスの場合、自分の身は自分で守るしかありません。納得のいかない報酬で多大なリスク、責任を負わされるような内容であれば辞退することも考えなればなりません。 

④二重派遣・偽装派遣に注意してください。

 依頼主からフリーランスである貴方の業務の受け手として他の会社を案内されるときには二重派遣・偽装派遣が疑われるため、業務指示を行うのは依頼主であることを確認してください。

⑤報酬の支払い時期について確認しましょう。

 契約に対する報酬がいつ、何回に分けて、もしくはいつ一括で支払われるのか相手に確実に確認して共有しておくことが重要です。

⑥交渉するためには、法律的視点を持ちましょう。

 不利な契約内容に気が付くためにも法律的な視点を持って契約することが重要です。

⑦トラブルが発生した場合の責任の所在を明確にしておきましょう。

 仕事がすべて順調にいくとは限りませんのでトラブル発生時の責任の所在は明確にしておくことが必要です。そのため、仕事を進めていく上で依頼主とのミーティングの記録など、議事録等で残しておくこともオススメします。トラブルは未然に防いでいくことが大切です。

契約とは、お互いに詳細にその業務・取引内容を確認し詳細に定めることで、後々のトラブルの発生を避けて円滑に仕事を進めていくためのものになります。だから、契約を結ぶ時は気負いせず前向きに依頼主に確認を取り、お互いが満足できる契約をするようにしましょう。関係がいい時はトラブルが起きても、その関係力で防げます。関係が悪い時に同じトラブルが発生した時は、関係力だけでは防げない場合もあります。そのために言った言わないを未然に防ぐためにも契約行為は大切にしてください。

Written by ミッチー